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英語Tips - 意外と空気を読む英語

この記事では、我々日本人が構えてしまって
脳内でテストをしてしまいがちな英語について、 実は日本語の会話と同じように手抜きをして空気を読ませているケースを紹介します。

Let’s 手抜き。


例1. ホテルに滞在中、ゲストが増える旨を事前に伝える
実際の例:
My friends are going to stay with us for 3 days, but it’s gonna be only me and my wife after that. // 友人が3日ほど一緒に泊まる予定だけど、そのあとは私と妻だけになる予定です。

日本人が考えそうな文章:
My friends are going to stay with us for 3 days, but after that only me and my wife are going to stay at the room.
// 友人が3日ほど一緒に泊まる予定だけど、そのあとその部屋には私と妻だけが滞在する予定です。


文章の長さはほぼ変わらなかったり、ちょっと文章の構成要素が増えていたりで単純比較になっていないものの、
前者の方が “it’s gonna be (it is going to be)” という口をついて出てきそうな表現で勝手が良さそうです(よね?)。

二文目のように、主語 + 動詞 を意識した節を作らずとも、
“it is” = ゲストの話(空気を読んで) と “me and my wife” = ゲストが誰か を置くだけで成立するので楽ちんそうにも見えます。


例2. 引越しやに荷物の量と金額について質問した際の回答
実際の例:
Anything under that space will be the same price.
// そのスペース以下であれば、同じ料金です。

日本人が考えそうな例:
Anything under that space will be delivered with the same price. // そのスペース以下であれば、同じ料金で配達できます。


この例は、以前のこちらの記事とも関係してきますが、
naosk8.hatenablog.com

“Anything under that space” という名詞で、二文目のif節を丸っとカバーしていてスッキリしてますね。
おそらく、本当は「日本人が考えそうな例」の方が"be delivered"という料金発生理由を含んでいるので正確な英文な気もしつつ、
ネイティブさんの例では、空気を読んでbe動詞を挟んで主語と補語が「なんでも」「同じ値段」と並べられています。
この文章を自分で思いつくのは至難かもしれませんが、日本語でも「トラックに載るなら同じ値段ですよ」などと言うので、
直感的には日本語の感覚と遠くないような気もしますね。

ということで、今回の学びは(書きながら自分でも整理しているのですが)、
- 英語でも空気は読まれる/日本人は日本語で話すとき以上にしっかりとした英語を話そうとしすぎないこと。
- if 節などの条件節を含む文章を頭の中で構成しようとしたら、anythingの名詞節で考えてみる。
- “it’s gonna be"は魔法のフレーズかもしれない。

ではでは。