「沈黙のWebマーケティング」からの学びまとめ
本の内容を咀嚼するために
文字に起こす事で整理をする習慣を始めてみます。
今回は、この週末に読んだ「沈黙のWebマーケティング」。
自分が感じたところによる、意訳。
この本との出会い
- 会社で取り扱っている商品のマーケティング手法を検討する末、コンテンツマーケティングという領域を知り、その習熟を図ることに。
- 直近の目標としては、最も効率的で方向性の正しいコンテンツマーケティングを実施することを設定。
- コンテンツマーケティングをキーワードにAmazonで検索かけた結果、レビュー評価が高く、基礎的で、かつ根源的な内容を取り扱っている印象のクチコミの多い、本書を選択。
カテゴリ毎の気付きのメモ
コンテンツ選定の基礎
- 目的に沿ったコンテンツや表現選択が根幹。
- デザインの基本は、言葉。推敲。誠意。
- 写真やグラフは言葉を補助するのに効果的に使うべきもの。
- 言葉は体験や想いを紡いだ、素直なもので十分。上手でなくて良い。
- デザインとアートは混同してはならない。
- - かっこいいものでなく、お客様が本当に求めているものを伝えることを第一に。
- - 安心してもらえることの重要性。不安や疑問を払拭することの重要性。
- - 購買行動を決定する前の、各疑問への答えを用意する。
- - 洒落っ気やアート性は、ぬくもり/安心感との乖離を生みやすい。
- コンテンツは論理的なだけではだめ。感情に訴えることも重要。
コンテンツマーケティング
- ドメインはなるべく1つに統一する。別に主目的のあるサイトの場合、コンテンツマーケティングも同一ドメインにしてSEO効果を高める。
- コンテンツは「セリング」と「コンテンツ」で分けて考える。
- コミニュケーションのきっかけとなるコンテンツ作りが鍵。
- マインドマップ : コンテンツマーケティング攻防戦 | 沈黙のWebマーケティング
コンテンツマーケティング向けのコンテンツ選びの基本
- ポジティブな感情を刺激する。
- 誰かを不快・不幸にしない内容であること。
- 社会的認知度 x 社会的関心度 = テーマ選定の重要性。
- good : interesting, bad : funny
- 自己顕示欲を満たす or 所属と愛の欲求を満たす(本書P.305)
- 自己顕示欲 - 質の高さ / 自身が主役に
- 所属と愛の欲求 - 巻き込み型。共感型。突込み型。
- メジャー感の重要性。一流なものに触れたいし、伝えたい。
- メジャー感は様々な要素や、その話者(社会的認知度)でも表現できる。
- 漫画はメジャー感の宝庫。既視感。
- メジャー感はオワコン感と紙一重。トレンドへの意識も肝心。
露出起点
- FacebookよりもTwitterを優先して管理。匿名性が拡散とマッチ。
- はてブとの相性も踏まえるとTwitterにより軍配があがる。
- 絡んで良い雰囲気を作る。2アカウントで日々会話するなど。
- follow相手の選定基準
- - よくつぶやいている。特に最近。
- - 他者とコミニュケーションを積極的にとっている。
- - 他者のコンテンツのシェアにも積極的。
- 自分から相手に絡む "@"
- エゴな投稿の比率は3 ~ 4割。その他は、他者とのコミニュケーション。
- 返報性の原理
- - 他のユーザの露出・拡散を手伝う。
- - 役立つ良質なコンテンツを投稿する。
- 人に好かれる6原則(by カーネギー)
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔で接する
- 名前は当人にとって最良の言葉
- 聞き手に回る
- 相手の関心を見抜いて話題にする
- 重要度を与える。誠意を込めて
発展
- Webデザインにおいても車輪の再発明とならないよう、アンテナを高く保つ。
- 言葉で小説のように好奇心を膨らまさせ、その期待と不安を写真などで綺麗に落ち着ける。
- セールスレターの心得7ヶ条(本書p.146)
- SWOT分析からの、弱みを裏返しての強み形成。
- 沈黙!成功体験のシェアは、ねたみを生みやすい。気をつけないと得がない。
あとがき
- あとから知ったものの、web上でほぼ同内容が読めるなら、web上ので良かった感ありつつ、得たものは沢山あったので、対価として納得して売上に貢献させていただきます。
- コンテンツマーケティングに関しての初の体系的な情報。日本の習慣も踏まえた実践的な内容で、表現としても分かりやすく、基礎、かつ、根源的な内容の理解が捗りました。
- 自分への宿題として、「人を動かす」を改めて読み直す。
- 「粋」って何だろうとよく考えては、あまりしっくりくる結論が出ずにいたものの、やっとたどり着いた気がする。「粋」とは、クールで洒落ていつつ、そこに温かみや人間味が伴っているものだと思う。
登場キーワード
- SEO(Search Engine Optimization)
- Googleウェブマスターツール
- - Fetch as Google(インデックス生成の実行指示)
- - リサーチ・オブ・ザ・リンク(リンク元検索)
- - 否認リンク登録(評価を下げるようなリンクの拒否指定)
- - サーチクオリティチーム
- - 自動ペナルティと手動ペナルティ(後者は改善を通知しないと解除されない)
- siteコマンド(site:URLで、そのURLに関連してインデックスされてるページのリストを取得できる@Google検索)
- ペイドリンク(Paid Links)
- ネガティブSEO(あえて競争相手の悪質リンクを増やし、ランクを落とす行為)
- Internet Archive: Wayback Machine(特定URLのデザインの変遷を参照可能)
- ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)
- バイラルコンテンツ
- Social Analytics(Chromeの拡張機能。Twitter, Facebookでのシェア状況の把握)
- Yahoo!リアルタイム検索
- はてなブックマーク
- 人事ったー
- Bing IP検索
- アクセスアラーム